クカトタイムス

オタクが長文でべらべら喋る

2019年漫画ランキングトップ10(暫定)

えっとね

本当なら2020年1月には公開しようと思ってたのよ・・・

 

でもダメでした・・・。時間が全然足りない・・・。だからもう暫定でごめんね。

 

元は id:AQM さんの

https://aqm.hatenablog.jp/entry/2019/07/03/183100

https://aqm.hatenablog.jp/entry/2019/12/29/000100

これらの記事に触発されて

俺も良かった2019年漫画のエントリ作っちゃる!って思ってたんだけど

 

まー難しい難しい

って言うかほんといくら時間かけても終わらない。

 

だからもう、暫定です。

 

「暫定トップ160位まで」

を公開します

https://docs.google.com/spreadsheets/d/151m5N46HTPb1oSzQDVMN7RjNRmFDapUqkGiJ4OJMGng/edit#gid=1277968587

はい。スプレッドシート

 

うん。

で、この160位までを自分の身内の漫画好き連中や

九州漫画読み会っていう

https://twitter.com/satsuma0122

さつまさんっていう人が主催する漫画好きのオフ会に持っていった結果

読むべき漫画が20作品ほど増えてしまいました・・・。

 

うん。読んでも読んでも終わらん。無理。

 

というわけで、とりあえず暫定でトップ10発表します・・・。

あと、ブクマカも遠慮なく

「お前漫画好き名乗っといてコレ読んでねーのかよハゲ!出直してこい!」

的な2019年最高の漫画あったらオススメしてね

とりあえず1巻だけでも買って判断します。

 

で、ようやく漫画好きとしての自己紹介に入るんですけど

電子書籍蔵書量は2020年2月現在4648冊。

好きなジャンルはアクション・バトル・少年漫画。

好きな傾向は「外伝とかめっちゃ出てて要履修作品が無闇に多い作品や超長期連載してる作品。別作品や関連作品と世界観的な繋がりがある作品」です。

 

はい。前置き終わり。トップ10の発表と解説いきまーす。

あと、ちょくちょく他の漫画を引き合いに出したりしてるけど

そもそもの話でただ漫画買って読むだけのクソ消費者ごときが漫画に順位つけるなんて事が最高におこがましいので

毒を食らわば皿までって感じでグイグイやっちゃいます。

ええ。もうフル本音で書きます。引き合いに出された作品が好きな人は怒っていいよ

 

 

 

第1位 ワールドトリガー

・2019年最終巻:21巻

・作家:葦原大介

・掲載誌:ジャンプSQ.

○感想

この漫画ほんとめっちゃ面白くて。

普通のバトル漫画って「相手の死角からの攻撃」「長距離狙撃」「壁貫通攻撃」みたいなの割とタブーなんだけど

そのタブーを当たり前、当然の戦法として多様していて

それでいてそういう戦い方を前提とした模擬戦のランク戦が面白く

そのランク戦でキャラ立ちした面々を活かした正規の戦闘も面白く。

SFとしての面白さ、考察する面白さ、丁寧な背景、作者のセンスのいいギャグ。

ほんと大好きな漫画で、SQ発売日の00時になるとみんなで即SQの電子版買って

「誰がどういう意図で動いたのか」「今の戦況はどうなっている」「予想される点差はこうなる」

みたいなそういうのをマンガ好きの身内で楽しんでいるので

SQが発売する毎月4日の00は最高に楽しみです。

ゲーマー勢と集団戦が好きな人にオススメ。

 

第2位 機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST

・2019年最終巻:9巻

・作家:長谷川裕一

・掲載誌:月刊ガンダムエース

○感想

 9巻ってあるけど、クロボン無印が10巻。ゴーストが12巻なので実質31巻ですね。

ほんとねー。長谷川先生の漫画、面白いんですよ。

長谷川裕一先生のオススメポイントって、「敵が賢い」のよ。

最大の敵はいつだって「絶対に自分達が負けない作戦」を練って襲ってくるの。

当然主人公達はすっげー困る。こりゃ勝てねえってなる。

そこをどうひっくり返すのかってのがとても少年漫画でいいんだ・・・。

それと、モビルスーツがすごい面白い。

機動戦士Vガンダムから10数年後が舞台で、宇宙戦国時代を描いていて

数多のガンダム作家が避けて通った世界観を自分色にガンガン染めちゃってる。

だからこそもう、宇宙世紀を語るならクロボン読んでないとかマジでありえねえよ!って思うぐらい楽しいです。

・・・って、推したら、身内から週刊少年サンデーS連載の機動戦士ガンダムアグレッサーを紹介されて今読んでます。宇宙世紀漫画、俺が知らないだけで面白い漫画山程あるんですね・・・。

ほんと、漫画好きと話すと新しい漫画との出会いがエンドレスですよ。

 

第3位 ドラゴンクエスト 蒼天のソウラ

・2019年最終巻:14巻

・作家:中島諭宇樹

・掲載誌:Vジャンプ

○感想

ドラゴンクエスト10の舞台であるアストルティアで繰り広げられる

「竜が出てくるような壮大な冒険」

それがドラゴンクエストです。

主人公のソウラは太古竜であるアズリアとの契約で身体に紋章を宿す剣士で

ドラゴンクエスト11の勇者イレブンや、ダイの大冒険のダイと同じような存在です。

そんなソウラが多くの仲間達と魔族の仕掛ける侵略戦争を戦うんだけど

勧善懲悪で終わらないストーリーや見応えのある集団戦。

力が強いだけがすべてじゃない、知恵の要素も重要な戦い。

そして、ドラゴンクエスト1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11。すべてが好きな人に送る様々な本家ネタの数々。

ドラゴンクエストを1作でも好きな人すべてにオススメできる歴代ドラゴンクエスト漫画最高傑作だと感じている作品です。

ダイの大冒険に心ときめかせた元子供にオススメ!大きな子供になれるよ!

 

第4位 ヴィジランテ―僕のヒーローアカデミアILLEGALS―

・2019年最終巻:8巻

・作家:古橋秀之 / 別天荒人

・掲載誌:少年ジャンプ+

○感想

現状全25巻のヒロアカの外伝と言うか前日譚です。

誰の前日譚かというと、相澤先生(イレイザーヘッド)が教職につく前の話。

「3点接地すると高速移動ができる個性」を使ってコスプレゴミ拾い活動をしていたコーイチが

無個性ヴィジランテのナックルダスターとの出会いで本物のヒーロー顔負けの活動をする・・・って漫画なんだけど

作画と原作が別れてるってのが最大の特徴で

「原作の別天荒人先生」こっちがめちゃくちゃすごい。

ごくごく短いページ数でキャラクターをたてて、丁寧に先の展開を考えて伏線を用意して

それを衝撃的に回収する・・・。

こう言うと角が立つのはわかって言うんだけど

原作の堀越耕平先生が描いてるヒロアカの何倍も面白いと言うか

ヒロアカっていう世界観でやってほしかった事をこっちの外伝でやってくれていると言うか

プロヒーローがみんなすげーかっこいいの。中でもオールマイトのかっこよさは別次元。正にデウス・エクス・マキナ!ってヤバさ。

原作をもっと引き出している外伝という稀有な作品です。

 

第5位 マチネとソワレ

・2019年最終巻:6巻

・作家:大須賀めぐみ

・掲載誌:ゲッサン

○感想

私はずっと大須賀めぐみ先生のファンで、週刊少年サンデーで「魔王 JUVENILE REMIX」等を連載していた漫画家さんですね。

この漫画はいわゆる演劇漫画なんだけど、男性役者が主人公ってのが個人的に珍しいなーと思ったと言うか

ガラかめなんすよ。ガラスの仮面。読んで真っ先にガラスの仮面を連想する

ガラスの仮面並に面白い、ガラスの仮面を引き合いに出してしまっていいぐらいの演劇漫画です。

ネタ的に結構かぶっちゃってる部分はあるんだけどそれでも、ガラスの仮面の続刊が待ちきれない人向けです。

「アクタージュでいいんじゃ?」

って人もいると思うけど俺はあっちはそんなでもなかったです。

ガラスの仮面を引き合いに出さずに単純に面白さを語ると、大須賀めぐみ先生特有の「ページに引き込まれる」話作りですね。

本当にこの人の漫画は年々うまくなっていっててすごいなーって思います。大好き。

 

第6位 堕天作戦

・2019年最終巻:5巻

・作家:山本章一

・掲載誌:裏サンデー

○感想

山本章一先生初商業連載単行本化作品なのではないでしょうか。

ほんと

めちゃくちゃ

漫画が上手い・・・。ネームが上手い・・・。話運びが上手い・・・。

読者の感情を四方八方に揺さぶる漫画の上手さですよ。

俺が挙げてる面白い漫画ってほとんどがめっちゃ予備知識が必要だったり原作があったりする漫画が多いんだけど

この漫画はたった5巻。その5巻に重厚な歴史や世界観、そこで暮らす人々の悲喜こもごもが詰まっている。

あらすじを語っても誰もピンと来ない作品だと思うんだけど、ガッツリとガッツリと

作品が心に食い込んでくる漫画です。

良い漫画の条件って「期待には応えて予想は超える」って漫画だと思うんですけど

堕天作戦は見事にそれをクリアしている傑作ですね。

 

第7位 Infini-T Force 未来の描線

・2019年最終巻:8巻

・作家:小太刀右京 / 江尻立真

・掲載誌:月刊ヒーローズ

○感想

2017年の深夜アニメ『Infini-T Force』(インフィニティ フォース)という

フルCGアニメと同時に連載を始めたアニメの平行世界を舞台にした漫画作品です。

この作品は『科学忍者隊ガッチャマン』『破裏拳ポリマー』『新造人間キャシャーン』『宇宙の騎士テッカマン』のキャラクターが活躍するのですが

ぶっちゃけ俺全部知らねえです(おはよう忍者隊ガッチャマンしか全話観てない)。

でも、面白い。そんなアニメ作品の漫画版なのですがアニメよりもさらに面白い上に、アニメで途中退場した悪役「ダミアン」は漫画の世界に乱入して新たな敵となるという

アニメが好きな人にも美味しいのでメディアミックス作品としての楽しさがすごいです。

そういうの抜きにしても「装備によって戦闘力の差がハッキリしていてガッチャマンが最弱」という要素が強調されているんだけど

その最弱である事を「ヒーローチームの誰もが問題だと思っていない」という

ヒーロー同士の信頼関係が友情が熱い作品です。

アニメ観てた人みんなにオススメ。先がどうなるか不安で楽しみ・・・。

 

第8位 キン肉マン

・2019年最終巻:69巻

・作家:ゆでたまご

・掲載誌:Webプレイボーイ

○感想

毎週月曜日00時はキン肉マンの日!

キン肉マンが更新されたら即、身内で集まって1時間2時間は余裕で今週のキン肉マンについて語り合ってしまいます。おかげで月曜はだいたい寝不足!

そんぐらいの面白さです。

キン肉マンは本当に、2世の全57巻(Vジャンプ除く)の連載が終わってから始めた

ラージナンバーズ編と完璧超人始祖編が面白くて面白くて

そして今連載している最新シーズンも最高に面白いの。

今のゆでたまごって昔と比べて、読者が喜ばないただただグロいだけの描写をバッサリマイルドにして

そしてキャラクターを大切にする事と過去の描写を大切にする事。

そして、新しい超人も古い超人も誰も彼もを無駄にしない。立派に活躍される事に成功していて

学研の超人の読み応えのすごい事すごい事。

今が、そう今が、令和の今が!!!キン肉マンの最盛期だ!!!

今も連載してる同期の漫画家だとドラゴンボール鳥山明も、ジョジョの奇妙な冒険荒木飛呂彦も、るろうに剣心和月伸宏も、他多くの漫画家が今も名作の続きを描いているけれど

ストーリーという点て2020年の今を全盛期として読者を喜ばせ続ける事ができて成長と進化を続けている漫画家はゆでたまご先生しか知らないですね・・・。

今のキン肉マン読んでない奴はマジでキン肉マン語るなよってぐらい今のキン肉マンは最高です!!!

 

 

第9位 拳奴死闘伝セスタス

・2019年最終巻:9巻

・作家:技来静也

・掲載誌:ヤングアニマル

○感想

全15巻の拳闘暗黒伝セスタスの続編なので実質24巻。

最近になって単行本出るペースはやくなってきてありがたい・・・。

皇帝ネロの時代の拳闘士達によるトーナメント漫画なんだけど、多種多様なファイトスタイルを持つ闘士達の人生を賭けた殴り合い。

半生を見せて試合で魅せる。勝者には勝者の苦悩が

敗者には敗者の人生が

拳闘士同士の友情と丁寧な試合描写。魅力的なキャラクター達。本当に最高の格闘技漫画です。

ぶっちゃけベルセルクより面白いと思うので技来先生はベルセルクのアシスタントやってる暇あったらセスタス描いてほしい・・・。まだやってるってウソでしょ?

 

第10位 喧嘩稼業

・2019年最終巻:12巻

・作家:木多康昭

・掲載誌:ヤングマガジン

○感想

全24巻の喧嘩商売の続きだから36巻。

喧嘩商売に比べるとふざける事がめっちゃ減って密度がグッと濃くなりました。

マカオで開催される日本人限定のルール無用の異種格闘技トーナメントで

主人公が体重100kg級に体格に恵まれている事や数カ国語を話せる体力も頭脳も恵まれているって設定がまず面白い。

でも、格闘技の技術面だと登場選手中最弱。その最弱の十兵衛がいかにして勝ち上がるか

その勝ち上がり方が血液ドーピングだったり他選手を試合に出る前に潰す事だったり

そのあたりの盤外戦のガチさ加減、心理戦含めてすっげー面白い格闘技漫画です。

勝つという形を手にするまでにどこまでやっていいのか。喧嘩が強いのは誰だ。

様々な背景を持つ男達が交差する、勝利以外の価値が全て砂粒より軽くなっていく。

格闘技を極めようとするバカな男達の最高にクレバーな格闘技漫画です。

 

 

 

以上!

お前の漫画セレクションは甘い!って人!

https://docs.google.com/spreadsheets/d/151m5N46HTPb1oSzQDVMN7RjNRmFDapUqkGiJ4OJMGng/edit#gid=1277968587

この購入漫画160作品のランキング見てからかかってこいや!!!!!

(意訳:俺が買ってない漫画でオススメ持ってこいや!!!!!)