クカトタイムス

オタクが長文でべらべら喋る

【ネタバレ注意】デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆

ネタバレあるぞー!!!!!

ネタバレ嫌いな奴帰れー!!!!!

 

よし!!!

とりあえず感想を書くにあたって

最新号のVジャンプと劇場パンフレットを読んでおきました。

そう。

劇場パンフレットを読むって事はそれだけ、この映画が良かったって事です。

 

まずどんな奴がこの映画の感想書くかって点ですが

そこそこのデジモンファンです。

どんぐらいかって言うと

Vテイマー01のアルフォースブイドラモンのPrecious G.E.M.(22,000円)

https://p-bandai.jp/item/item-1000141802

DIGITAL_MONSTER_X-evolutionのオメガモンX抗体(8,400円)

https://p-bandai.jp/item/item-1000140288/?source=csearch&medium=pc

を予約購入する程度にはファンです。

旧四部作はドラマCDまで買ってCDもコンプして角銅さんのノベライズも買う程度にはファンです。

ただ、最近のデジモンと言うか、クロスウォーズ以降のデジモンはちょっとなぁ・・・。ぐらいの。

ガチ勢とは言い切れない程度のぬるーいファンです。

 

ただ、ハンドルネームの沖田丈。この丈は

デジモンシリーズで一番好きなキャラである城戸 丈から取ってるぐらい。

それぐらい自分の中でデジモンアドベンチャーは特別な作品でした。

 

今作は20周年記念作品で、最初は行く気なかったんですよ。

tri.っていう15周年記念作品が

デジモンアドベンチャーって看板で雑な商売するぞー」

っていうクソ作品だったもので・・・

それこそ「tri.がどれだけクソだったか」って専用サイトが作られる程度には・・・。

 

でもね、tri.から比較して

まず、「颱風グラフィックス」への丸投げではなく

東映アニメーション」が作ってるんすよ。ちゃんと。

tri.って外注だったんですよ。内製になりました。やったぜ。

 

・キャラクターデザイン:宇木敦哉→中鶴勝祥

デジモンデザイン:伊藤浩二→渡辺けんじ

宇木さんも伊藤さんもtri.でしっかりいい仕事してた人です。tri.は別にキャラデザはそんなに悪くねえんです。

ただ、中鶴さんは、デジアド~デジモンフロンティアまでのキャラクターデザインでして

渡辺けんじさんは言わずとしれたデジモンデザイナーです。

本家の帰還ってのでまずワクワクしました。(tri.のオメガモンマーシフルモードは渡辺さんと聞いたけどちゃんと調べてないからよくしらない。そもそもオメガモンは渡辺デザインじゃなくて細田守デザインです)

 

さらに主題歌が宮﨑歩とAiM。

完璧じゃないですか。デジアドじゃないですか。

 

そして

・スーパーバイザー - 関弘美

・脚本 - 大和屋暁

と、本家デジモンのメンバーが帰ってきた!

大和屋さんはそんなにめちゃデジモンをメインにしてたってワケじゃないんですけど

(02はヤマト主役のドラマCDのみ参加だけど、無印~セイバーズまで5作参加は大和屋さんだけ)

単純に大和屋さんが脚本書いて面白くならないハズが無いんですよ。この人が脚本やればハズレはない。

大和屋さんが脚本かー。じゃあ行くかってレベルの人です。

 

 

悪いのは全部全部

tri.の話作った人達です。情熱の無い、原作愛の無い仕事した人達と、原作愛の無い人達の方に合わせて作った作品そのものなんすよ。

声優さんもキャラデザもしっかり頑張ってたんですよtri.は・・・。

 

終わり!!!!怨み節終わり!!!!!!

 

で、ようやくラスエボの話できるんだけど

 

良かったっす!

簡単に言うと

まず、この映画

観ても観なくても全8クールのデジモンアドベンチャーに対する評価は何一つとして変わらない映画です。

ここ重要。

観た結果、原作をも嫌いになる作品なんて論外なんすよ。

それぐらいちゃんとデジモンアドベンチャーしてました。

 

で、今作の田口智久監督のインタビューをVジャンプとパンフで読みました。

今作がちゃんとした映画になった一番の要因は間違いなく田口監督だと思います。

一部抜粋すると

・脚本の大和屋暁はスーパーバイザーの関さんが決めた。

・作画、演出などなどの大部分は田口監督がデジアドが好きな人に声をかけて回って集めた。

・田口監督が作品に参加した時点で「太一が大学生」「アグモンとの別れを描く」というプロットは決まった状態での参加だった。

※これ、予想だけど多分、木下陽介プロデューサーの発案だと思う・・・。

・前提となる設定は決まってたけど自由にやらせてもらった。

・音楽の富貴晴美さんも、ゲスト悪役声優の松岡茉優さんもどちらもデジアド好き。

・絵コンテ段階から02後半に出たモブ選ばれし子供たちやパートナーデジモンを大量に出そうと画策して可能な限りの時間を映画に込めて調整を続けた。

・一番好きな映画は02映画。ラストバトルは02映画を意識した。

・90分しかないので8+4+1の13人の選ばれし子供たちとパートナーデジモンについて描く余裕は無いので太一、アグモン、ヤマト、ガブモンに絞った(英断だと思う)

・お客さんはデジモンアドベンチャーを観に来ているから、使えるなら当時の進化バンクを使いたかったので「当時と同じように作って」と発注した。ぼくらのウォーゲームも意図的に意識して近づけた。

・パロットモン戦は怪獣映画的な破壊を、エオスモン戦は電脳空間ならではのスピーディさを意識。

・エオスモンを強く描く必要があったがオメガモンが弱く見えないように激しく動かしてオメガモンは強いが圧倒されてしまうように描けるように苦心した

とまぁこんな感じで

ほんと、今作はデジアドが好き!って人で固めた作品で

だからでこそ、観ても原作を嫌いになるような事が無い作品でした。

 

キャラクターについて色々と

●太一

○02最終話で外交官になる事が決まっているけど、政治経済学部4年生の大学生時点では卒論も就職も手付かずで日本に開くデジタルゲートから出てくるデジモンと戦う自警団活動をしている。

○一人暮らしをしていて、大学に通う関係でアグモンとは一緒に暮らしておらず戦闘時だけの関係。(多分、アグモンはテイルモンかテントモンと暮らしてるんだと思う)

○ベッドの下にエロ本がある。

・間違いなく今作の主役。ずっと戦い続けたデジアドのタカ派筆頭の彼が、外交官になる事を決心するまでのエピソードが今作。

デジモンシリーズらしさとして、太一は太一で、ヤマトはヤマトで、別々の学校に行って別々の交友関係を築いている。そういう描写していたので大満足。

・パチンコ屋でのバイトってのも、比較的時間に都合がつくってのもあって、英雄らしくはないんだけど、とても太一らしい選択だと思った。アグモンをマネタイズしようとか一切考えないの。太一は。

・そして、ずっと戦いたいとか言わず、「誰かが戦わないといけない」という責任感で戦ってる。戦うのが好きとか楽しいとか一切言わない。太一はある意味でデジモンという存在の犠牲者。

・今作はずっと血塗られた道を歩いてきた太一が、デジモンを殺さない方針を優先した自警団活動をしている事や、過剰な力の持ち主として責任を求められてきた先に02最終話に繋がるビジョンが用意されていて、アグモンを失ったとしてもアグモンを求めて可能性を煌めかせていく太一は本当にカッコいいと感じた。

 

●ヤマト

○02最終話は宇宙飛行士。理工学部の4年生。

○バンドは辞めていて(中学時点で辞めてたハズ。大和屋さんのドラマCDの時)、バイクに乗っている。

○進路が決まらず大学院への進学を考えている。それが可能性を広げる為なのかモラトリアムなのかで迷っている。

○太一と同じように自警団活動をしている事で同じ大学の友だちからは「自衛隊に幹部待遇で入隊する」と噂されているがそんな事は特に無い。

○太一と同じようにガブモンとは暮らしていない。

○空とはそんなに会ってないが連絡は取っている(太一は空とあまり連絡をとってない様子)。

・今作のもう1人の主役。「出し惜しみは無しだ!」と、ガルルモンで通用しないと見るやオメガモンを出したり、犯人の疑いがある相手を雨の中尾行したり、寝る間を惜しんで情報収集したり、大輔達に頼んでアメリカでの情報収集を任せたり、盗聴防止のプリペイドケータイを調達したり。ほんと、ガチ勢。やるとなったらやれる事全部やるスタンス。

・できる事が多いからこそ、進路に悩んで、できる事が多いからこそ進学して、そこから宇宙飛行士を目指す過程でガブモンに再開できたんなぁって感じた。

・太一もヤマトも「覚悟」を「メノアを殺す事」じゃなくて「パートナーと別れる事を躊躇しない事」に向けてて、存在する選択肢の1つである「犯人の殺害」を勘定外にしてたのが好印象。いや、井村にガブモンけしかけようともしてたけど成長期の技じゃ死なないからね。殺意の話。

 

●空

○02最終話はファッションデザイナー。大学4年生だけど進学せずに華道を継ぐ方針でいる。

・今作では「絶対に戦わない」決意を固めていて、最後まで一切戦いに参加していない。それが本当に空という人間を尊重していて良かったです。空は持っている武力、暴力を使わないという決心ができる人。それを人任せと言う事もできるけど、そういう批判も受け入れる覚悟持っての不暴力だったと思う。力を使う他の子供達が悪いとかそういう話じゃなくて、空は戦わない道を選んだってだけの話。ヒーローとしては失格なんだけど、そもそもヒーローになりたくてなったワケじゃないし。

・選ばれし子供というのは被害者でもあるってのを表現するキャラクターの1人だと思う。俺は、今作、空が自警団活動にも、エオスモン対策にも不参加を貫いたのいいと思う。

華道家からファッションデザイナーへの転向も、長い人生そんな事もあるさって思うしあんま違和感無いです。

・エオスモン戦にいなかったのは、エオスモンを撃退してたってよりはピヨモンがもうエオスモン最終決戦時点で既にパートナー解消してたって可能性もあるかも。映画1回しか観てないけど。ED時点ではもうピヨモンいなかったっぽいし。

 

●光子郎

○02最終話はデジタルワールド研究家。

○大学生にして会社経営をする社長。世界中の選ばれし子供たちのコミュニティの代表的存在。

○自警団活動の資金源と思われる。

○テントモンは光子郎の家事手伝い的ポジション。単に同居人なんだけど。会社の社長室がテントモンのポジションなんだろな。

○現場に出向くよりもデジタルゲートの遠隔発動でリアルワールドに来てしまったデジモンを「殺さずに」還す活動を牽引している。

・出てきたらいっつも活躍するどころか、今作黒幕のメノアにタゲられるという、「敵の本当の狙い」ポジションに。そして、社長ってのも頷けるわ。光子郎は太一と違って、自分の特別な体験や経験。そこから得た繋がりをマネタイズすると言うか、目的はお金を得る事じゃなくてもっと深くまで進む事だから、その為にお金が要るなら会社経営もするだろうって思うので、本当に光子郎らしいと思った。

・選ばれし子供たちの中でも一番の非凡と言うか、人生ガチ勢。それもデジアドでの冒険あってこそで、命を何度も賭けた経験があればこそ、光子郎は常にガチ勢で有り続けると思う。冒険の末に今までの日常に戻ってこなくていいって思ったキャラクターが光子郎。

 

●ミミ

○02最終話は料理研究家

○大学進学はせずにネットビジネスでアパレル販売を行っている。パルモンは従業員として働いている。

・ミミは当然のようにパルモンと一緒で、パルモンを全然持て余してないんだよね。それがミミらしくていい。と言うか太一とヤマトがちょっと不自然なぐらいパートナーを持て余してたのかもしれない。まぁ、ここらへんは映画のプロットが元々決まってたからだと思う。角銅さんが参加を断るプロットを軟着陸させた弊害が、太一とヤマトがパートナーと一緒に暮らしてないって点なんだろうなぁ・・・。ともかく、ミミはずっとパルモンと一緒なんですよ。

・で、ミミも光子郎と同じく社長さんなわけで、この商売が軌道に乗ってもフツーに料理研究家とか進路転換できそうなので特に不思議じゃないです。

・日本にあんまいないので自警団活動に参加するわけもなく。無印8人の第1犠牲者になって丈を出すきっかけになりました。

 

●丈

○02最終話はデジタルワールドの医者。

医大の5年生で医療実習中。シリーズ初の非受験生としての参加。自警団活動には不参加。

・丈がね、空と同じように自警団活動しないんだけど、エオスモンに攫われたシーンではイッカクモンに進化させて応戦してるの。丈はこういう奴。

・丈は、戦う事もできるけど、戦わない道を選ぶ事もできる奴で、バランス感覚ちゃんとしてるのよ。で、彼にとって医療実習は自警団活動よりも自分の道だったので、丈の活躍が少ない事に俺は満足したよ。丈はこれでいい。これでいいんだ・・・。

・ほんと、丈の活躍ほとんど無いんだけど、彼は光子郎と違って「冒険から日常に戻ってこれた人」なのよ。だから丈はこれでいい。これがいいんだ。

・ゴマモンとの関係も多分良好だし、どうしても戦力が必要なら事が大きくなれば普通に参戦してたと思います。そういう判断ができる奴。空との最大の違いがここ。

 

●タケル

●光

○02最終話はタケルが小説家でヒカリが保育士。2人とも大学生で自警団活動には積極的に参加。

・この2人は「光子郎を襲う為に太一とヤマトを分断させる」という餌になった形。

・テイルモンもパタモンも周囲の目を気にせずのびのび生きてて、ちっちゃい頃から一緒にいる感すごい出てた。

・多分、後述する02メンバー達共々、自警団活動にフツーに参加してたんだろうなーと思う。タケルと光が特別大輔達と別行動ってワケでもなく、たまたまだったんだろうなーって思った。今作はこの2人の物語じゃないから薄味。でも、カフェ楽しむパタモンかわいしい、食べ歩きするテイルモンも良かったし。満足。

 

●大輔

●賢

●京

●伊織

○02最終話は大輔がアメリカでラーメン屋、賢が刑事、京が主婦、伊織が弁護士。

○大輔は日本で調理師専門学校。英語は多分普通に喋れるようになってる。02の事もあったしね。そして、デジタルゲート経由で世界中を旅して麺類を食べ歩いている様子。

○賢は大輔の一番の親友なんだと思う。この映画では自警団活動不参加だったけどパンフによると積極的に参加しているそうな。不殺の活動だからこそ賢にとっては一生続ける贖罪で義務なんだろうなーって思う。

○京は工科大学でスペイン留学。光子郎と同じく選ばれし子供たちコミュニティの代表の1人。主婦になるまでに色々と実績積んだんだろうなーって思う。

○伊織は選ばれし子供たちの中の唯一の高校生で剣道部。身長も伸びた。大輔達に付き合ってるから多分伊織も英語ペラペラになってるんだと思う。

・大輔と賢は物語の都合上で意図的に外野に身を置く事になったとは思うんだけど、ヤマトが信頼する情報収集手段としてはこれ以上なく適任だからいいと思う。

・今作は大輔達の映画じゃないから活躍は控えめなんだけど、エクスブイレーザーやスパイキングフィニッシュが強かったり、コキ使われてるホークモンや、カードリーダーをハッキングするアルマジモンなんかも良かったです。

・大輔が大輔のまま大人になってて、こいつはこーゆー奴って感じすごいするのでよかった。

 

うん。

なんか6200文字行ってんだけど・・・。まぁ続けますよ。次々。

 

悪役と言うかお話全体についてなんですけど

ちゃんとデジモンアドベンチャーしてました。

最初にパロットモンとバトルして、次にオメガモンがエオスモン逃してしまってから結構な時間デジモンバトルが無いんですよ。

ただ、そのバトルが無い間をずっと「人間的な成長」「黒幕を追う」とかに使ってて

90分での時間配分としては完璧に近いと思いました。

悪役は半ばギミックに近い配置なんですけど

とにかくしっかりと上手く機能してたと思います。一見味方と思わせておいて実は敵、と。

オメガモンがエオスモンを追いきれなかった件も、ぶっちゃけあそこでエオスモンがデリートさせられていたとしても大勢の中の一匹なので困らなかったと言うか

何らかのパートナーとの絆の制限時間を短くする手段をメノアが持ってたんだろうって納得してます。

 

で、賛否両論な「ホイッスル吹いて丈達が復活」なんですけど

これはデジタルワールドへの理解が深い方が納得いくかと。

デジタルワールドって現実世界じゃないんですよ。

デジタルワールドで「思いを込めて笛を吹く」って行為は、「思いをプログラムにして音が聞こえる範囲にコマンドを実行する」って事と同義なので

太一はそういう事わかった上でやったんだと思います。

だからアレは雑な演出じゃなくてちゃんと考えられた展開だと思うの。だから俺は好き。

 

次にオメガモンなんですけど

もうね。俺、オメガモン大好きなの。

でもね、太一とヤマトのオメガモンは既にアーマゲモンに負けてるんですよ。

じゃあ、tri.みたくマーシフルモードにでもなるか?とかまた亜種増やすか?とか、もう懲り懲りなんですよ・・・X抗体はオメガモンだけじゃないから好きなんだけど

もう、オメガモンに亜種増やさせるのは懲り懲りなんですよ・・・。オメガモンはオメガモンだからいいの。オメガモンはオメガモンでいいんよ。

何より、オメガモンって、対ディアボロモン戦用の奇跡で、それ以降のオメガモンは奇跡の残滓みたいなもので

そんなものに頼ってちゃいけないって思ってて。アーマゲモン戦で負けたのはアーマゲモンがクラモンの集合体って言うか、色々とオメガモンメタな性能持った超究極体だからと思うんだけど

とにかく、オメガモンはオメガモン以上のものにあんまなられても困るなーって思ってたんですよ(X抗体除く)

で、そこに「アグモン 勇気の絆」「ガブモン 友情の絆」

これ、アニメイラストやパンフの絵だと微妙に思えるかもだけど

https://p-bandai.jp/item/item-1000143481/

渡辺けんじイラストだとちゃーんとデジモンしてます。

それでいて設定については

画像

画像

ごらんの通りで。

人間っぽい理由も納得できるし、ナンチャラグレイモンとかナンチャラガルルモンとかじゃなく

もう手垢べっとりつきまくったオメガモンでもなく

正真正銘、太一とヤマト専用の超究極体っていう

合体なんていうジョグレス進化でもない急場しのぎの奇跡に頼らない、文字通りの進化。

太一とヤマトの覚悟にパートナーが応えたってのが絵的にわかりやすい演出込みで

確かにデザインはウォーグレイモンやメタルガルルモンに比べてヒロイックさに欠けるとは思うんだけど

「カッコいいヒーローではなく巨人」

として、俺はとてもいいと思いました。

 

なんか気付いたらめっちゃべた褒めしてるけど

100点満点の映画ってわけじゃないです。

例えば細田守監督が作ったぼくらのウォーゲームのような傑作ではない。

ただ

ちゃんとした映画だったんですよ。

歴代デジモン映画の中でもトップクラスのデキだと思います。今作。

そもそものデジモン映画のハードルそのものがそんな高くないんだけども

ただ、tri.そのハードルを踏み荒らしていったからね・・・。

 

話逸れたけど

最初は「細田守の模倣したデッドコピーなのか?」とか思っちゃったんですよ。

オメガモンが出るとこまでは

ただ、そこから

「あ、真剣にデジモンアドベンチャーを令和の時代にやろうとしてる」

ってのが伝わって

デジモンアドベンチャーを知らない人にも観せたい傑作」

ではなかったのですが

デジモンアドベンチャーを8クール観たファンに胸を張って推せる作品」

にはなっていました。

 

良かったです。

俺は満足。

後で何か気付いたら書く。

 

・追記1

https://booklive.jp/product/index/title_id/713095/vol_no/001

ノベライズ出てたのね

でも本当にありがたい事に映画はノベライズのネタバレ踏まずに見に行けました。

ノベライズも評判いいので買います。やったぜ!

ネタバレ踏まないからこそ、アグモンガブモンの超究極体について何も知らずに

「あー、オメガモン亜種だったら興ざめだなー」

って思いながら観てました。

だから俺は勝ち組

 

・追記2

なんか「02最終話につながらないラストじゃん」とか言ってる人ネットに結構いてドン引き。

え?同じ映画観てたの?

誰がどう観てもここから02の最終話に直結する映画でしょ?これ?

まさか、太一とヤマトの努力や情熱が

新しい可能性を掴み取るって思えないの?マジで?

02最終話をむしろ補強する映画だとしか思わなかったですね