北九州漫画読み会に参加してみた(前半)
月1でオタクおしゃべり会を主催する人として
「フォロワーが募集している面白そうな企画には積極参加すべきだよね」
って思いまして
お待たせしました!!ひさーしぶりの北九州漫画読み会、開催します!!
— 北九州漫画読み会 (@kitaqmanga) 2021年2月11日
今週土曜の19時からです。告知がギリギリですみません!お時間ある方はぜひご参加くださいませー!!
久しぶりに漫画の話しましょー!!#北九州漫画読み会https://t.co/OY99GffVP1
ってイベントに参加してきました。媒体はZOOMです。
主催は『漫画書肆トモノエ』のともかさん。
参加者は「ハラダ@チャンネルせかぷろ」と私、沖田丈の3名です。
そこで出た漫画について簡単にレポにしてみます。
例のごとく「発言者が誰だかわからない形」で、お届けします。
こればっかりは匿名掲示板住人の業と言うか「意見」が重要で
言った人は重要じゃないという考え方です。
・・・あと、なんもメモ取ってないから超うろ覚えです
①灼熱カバディ
・著者:武蔵野創
・巻数:既刊15巻
・特筆事項:アニメ化決定済み
・試し読み
・「私がオススメなのは灼熱カバディですね。カバディ題材のスポーツ漫画です」
X「知ってる!2021年連載中の全スポーツ漫画の中で、個人的に今、一番面白いのコレですよ」
・「わかる。本当に面白いんですよね。カバディってネタっぽく思われてるスポーツだと思うんですよ。
でも、カバディカバディって呪文を唱える事だけはネタのように知られてる。
これはフォロワーさんに猛烈に推してもらって読み始めたんですけどタイトルの灼熱に恥じない熱さで最高のスポーツものですね」
X「キャラクターが本当にいいんだよね。主人公だけじゃなくて全部員に見せ場があって、なんなら試合で当たる敵チームを応援したい事がめっちゃあるぐらい」
X「主にエースである王城 正人が超強いので、敵には敵の勝ちたい理由や人生があるってのを王城がねじ伏せちゃうからむしろ主人公チームが悪役にすら見えちゃう」
・「それなんですね。毎回、敵チームも魅力的で。スポーツ漫画だしカバディだから味方7人敵7人でコートの上だけで14人いてネームドキャラが1話内に大量にいる。
それなのにその全員に魅力がある。アニメ化決まったのもあって、注目度が上がってるのも嬉しいですよね」
X「あと、週刊連載化したのも大きい。元々隔週だったので」
・「それ!あと、マンガワンだから単行本発売されても全話無料で読めちゃうから、他人に躊躇なくオススメできちゃう。単行本出たからって読めなくなる事も無いし」
X「選手同士の関係性の魅力も素晴らしいし、今、スポーツ漫画を読むなら灼熱カバディですよね」
・「カバディやった事がなくても、ルールを知らなくても、絵柄もそんなに人を選ばない程よいバランスでギャグもあって隙がない作品なのでオススメです」
②バクちゃん
・著者:増村十七
・巻数:全2巻
・連載:コミックビーム
・特筆事項:第21回文化庁メディア芸術祭【新人賞】受賞
・試し読み
・「これ、かわいいバクちゃんが地球に移民する話なんです」
X「い、移民?」
・「試し読みの範囲でわかると思うんですけど、宇宙から地球に移民できる世界観なんですね。
故郷を追われたバクちゃんが、文化も風習も違う日本に移民してくる。
その、移民としての視点というのがすごい面白い作品なんですけど・・・
2巻で終わってしまっているんです・・・」
・「本当に、超かわいい作品でとても推せる深みもあるんですけど
発売日(2020年5月)にコロナ禍もあって大きくセールス出なくて
本当に面白いけど色々とタイミング悪くて2巻打ち切りになってしまって・・・。ビーム好きとしては残念です。
ただ、本当に面白くて、移民という立場がもし、有色人種の子供とかだったら辛くなりすぎる所を、バクちゃんという皮をかぶせているから漫画になってる!って所あって
本当に面白いので是非読んでもらいたい作品です。辛いだけの作品ではないです。」
③わずかいっちょまえ
・著者:星里もちる
・巻数:全1巻
・連載:月刊少年キャプテン
・特筆事項:北九州出身作家
・試し読み
・「北九州漫画読み会という事なので北九州出身の漫画家さんを」
X「星里もちる?」
・「本人そこまで北九州出身を公言していなかったり、漫画にたびたび島根県が出てくるので北九州って印象なくて、地元の漫画家コーナーに置かれている事がほぼ無いんですけど
作家さんと個人的に知り合いで、北九州の方みたいですよ」
X「どこの漫画です?」
・「すごい古い作品で、月刊少年キャプテンですね」
X「あー!ガイバー(強殖装甲ガイバー)連載してた!あとは轟世剣ダイ・ソォド(長谷川裕一)とか」
・「そうそう、それ。星里さんの漫画大好きでして、最近は実写化される事もあったりしてるんですよ。・・・あまりおもしろくはなかったけど」
X「りびんぐゲームはタイトルだけ知ってる」
・「有名ですねー。で、本作なんですけど心の支えだった愛犬を失った少女が不思議なウォンバットと出会う事から始まるハートフルドラマでして、とてもいい読後感で1巻でまとまっている感動作ですよ。」
・「この作家さんは今はTwitterで活躍されているので、当時好きだった人も知らなかった人も是非、北九州出身の作家として知ってほしいです。」
『セルと羽根ぼうき 14話』配信開始
— 星里もちる@セルと羽根ぼうき第1巻発売中 (@mochiru_h) 2021年1月25日
どんな仕事も日々覚えることの連続だぞ。https://t.co/uQkOmZilou @comic_sgk_booksより
1話~14話単品& 8話分まとめた第1集も発売中!
細かすぎて伝わらないアニメ撮影物語。https://t.co/JGDjGsPgXb @comic_sgk_booksより pic.twitter.com/UYg7s6nvcj
④アッセンブル・インサート
・著者:ゆうきまさみ
・巻数:全1巻(初期短編集1巻に収録)
・連載:?
・特筆事項:有名作家の初期作品
・試し読み
・「私、ゆうきまさみ先生好きで。その中でも初期名作がアッセンブル・インサートなんです」
X「当時の物理書籍だ!(ZOOM映像)」
・「私、ゆうきまさみ先生はアニメや特撮のオマージュが多かった頃の方が好きなんですよね。同時期の作品にヤマトタケルとかあったりするから当時から歴史もの好きなのはわかるんですけど」
X「今連載してる新九郎、奔る!は、いかがです?」
・「本人好きで描いてるんだろうなってのはわかるんですけど、歴史ものは歴史が好きって人じゃないとちょっとキツいですね・・・。私は追ってないです。」
・「話をアッセンブル・インサートに戻して、鉄腕バーディーとかを描く前の初期も初期の作品でして、この黒い人いるじゃないですか」
X「あ、パトレイバーで観た」
・「アニメ監督の河森さんなんですよ。マクロスとかの」
X「えっ、あーーーーだからNewtypeとかでコラムを連載してたり?」
・「そう。元々そっち畑からスタートしているのがゆうきまさみ先生で、そのゆうきまさみ先生のオタク要素が詰まっている作品がこちらなので、メジャーになった後の、近年(白暮のクロニクル以降)のゆうきまさみ先生に無い魅力もあるので、初期短編追うのもオススメですよ」
⑤バオー来訪者
・著者:荒木飛呂彦
・巻数:全1巻
・連載:週刊少年ジャンプ
・特筆事項:有名作家の初期作品
・試し読み
・「僕がオススメする漫画はこちらですね。荒木飛呂彦先生の初期短編のバオー来訪者」
X「うわっ、すごい!!!当時発売の単行本だ!」
・「はい。そして、こちらが荒木先生の著者近影」
Y「吸血鬼ですねー。今と変わらない」
・「そしてこれがカバー裏」
X「今のコミックに未収録の絵だ!いいもの観た・・・」
・「とまぁ、物理書籍には物理書籍の楽しい所があるんですよね。
バオーについてなんですけど、最初は全然人気がなくて1巻打ち切りになってしまったわけなのですが、最終話2話前からアンケートがよくって、それがジョジョの奇妙な冒険に繋がるんですね」
Y「私、ジョジョ読んだ事なくって。結構色んな人から勧められるんですけど」
・「無理に読まなくていいと思いますよ」
X「そうそう。色んな人に影響与えてる与えてる言っても無理に読まなくてOK。ただ、強いて推すなら5部から読めばいいと思う」
Y「私もよくそう言われますね。あなたなら5部からがオススメって」
X「ファンは人となりを見て推せる部を変えますからね」
・「バオーについてなんですけど、ジョジョってアニメ化してるじゃないですか。古くは3部のOVAの」
X「いいですよね。ンドゥール戦以降の後半だけアニメにしたOVAですよね。音響が超豪華で承太郎が歩くたびに鎖の音が鳴る」
・「はい。それです。音響がスカイウォーカー・サウンドの。そこからまた3部アニメになって、1部からアニメやりなおしてーで今に至るわけじゃないですか」
X「3部なんて3回目ですもんねアニメ化」
・「そろそろバオー、アニメにならないかなぁって」
X「わかる。わかるけど。ちょいと待って」
X「格闘ゲームにバオーいたんですよ」
・「えっ!うそっ」
X「ジョジョオタク向けの格闘ゲームのDLCキャラなんですけど、原作愛に溢れる最高のキャラでしたよ。必殺技出すたびにバオー本人じゃなくてナレーションが激しくシャウトする最ッ高の原作再現でして」
・「ジョジョって原作以外にも大量に展開してますもんね・・・。これは知らなかった」
X「アニメ化の代わりになるものではないですけど、本当に理想的な演出だったので。動画とか探すのオススメです。」
前半はここまで
後半は近日中に