【映画感想】仮面ライダージオウ Over Quartzer
前回のエントリに続いてアレだ。観た映画の感想
今回は
http://zi-o-ryusoul.com/zi-o/index.html
劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzerのレビューです
◎リュウソウジャーについて
- テレビシリーズとしては仮面ライダージオウとリュウソウジャーならリュウソウジャーの方が圧倒的に面白いと思ってるし好きなんだけど、映画は尺無いしねー。
- なんかいつも通りの30分戦隊枠で尺ないから冒険できなくて、制作時期的な問題で新キャラもあんま表現できないしねー。って感じで まぁ、いつも通り。いつも通りですよ。ライダーと同時上映する戦隊はいつもこんなん。
- ゲストキャラ出してリデコロボ出して、時にはそのリデコロボが本編に再登場してってやってるけど今回はそのリデコロボもおざなりな感じだし。戦隊映画はここらへんの構造からなんとかした方がいいと思います。切実に。
◎仮面ライダーについて
●仮面ライダーマッハ編について
- 織田信長って前にオーズの時も(一応、鎧武でも)使ったネタですよね・・・。
- テレビ本編ではゴーストに「ノブナガ魂」っていましたよね。同一人物って思っていいの?だめでしょ?ばかなの?東映はばかなんでしょ?
- ほんと、平成ライダーって設定もデタラメで思い付きのままなんでもかんでもやるし。・・・という、凸凹じゃんってのが映画そのもののフックポイントになっているとはこの時は思っていませんでした。
- ちょっとコスプレしたら早々に元の服に戻ったりするし。ドライブの力を継承する云々の話なのにドライブ出てこないし(Wよりはマシだけども)。マッハウォッチもらったはいいけどそのウォッチの力は特に使わないし、シグナルバイク復活するし、仮面ライダーマッハとしての記憶失ったと思ったらライダーの力を取り戻す前から闘い始めるし。
- でも瞬瞬必生だしな!(重要)
- マッハ編まではいつもの「面白くない回のジオウ」「面白くない時のライダー映画」でした。ぶっちゃけた話ね。
●マッハ編終わってから
- や り た い 放 題 でした。
- って言うか結果的に「過去ライダーの変身前の人」はドライブとマッハの2人しか出ないという、記念作品の劇場版にしては現行作品優先な映画になったな!って感じ。前回の映画はビルドVSジオウだったのに比べるとね。
- 前回のライダー映画(平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER)はとても名作で「仮面ライダーが創作物という世界」というメタな世界を題材にしているのに手堅い作品で、これもまた平成ライダーだなーって言うか、平成ライダーという文脈を応援してくれたファンへの花束のような映画だったのに対して、本作は「平成ライダーって無茶苦茶だよなー」「そもそもジオウもめちゃくちゃだよなー」っていうありふれた批判への公式からのアンサーのような映画でした。公式が蹴り返してきたと言うか。
- 敵からして「仮面ライダーブラックRXは平成なんですけど?」「アマゾンズも平成だよなぁ?」「ZO、J、真のネオライダー達も平成だよなー」って重箱の隅をつつきたがるめんどくせーオタク達を殴りにきたようなライダーで。(まぁ今度はTheFirstが足りないって話になるんだけども)
- この映画って「うるせー!俺達は瞬間瞬間、今を面白くしようと必死で頑張ってるんだよ!」という公式からのファンへの殴り返し。それに尽きますね。
- いや、だからってジオウの面白くない回が許されるってわけでもないんだけど。あ、キバ編は大好き。俺はどっちかって言うと井上御大大好きな平成1期推しです。
- 「平成20ライダー全てを継承する」というテーマは最初からあって「でも、クウガからビルドまでだと、ジオウのライドウォッチ足して20だけど継承したライダーの総数は19人なので1人足りないよなぁ?」っていう盲点って言うか死角を突いてきて、オーマジオウの力を継承する事で、替え玉の王ではなく、本当に自分の意思で王たらんとしようとしたとか、ソウゴとゲイツの関係性の決着とか、これが最終回でよくね?って内容でした。(タイムジャッカーやツクヨミの件なんも解決してないけど)
- オーマジオウがかっこよかった・・・。まさしく、ソウゴの未来だったんだなって。
- まぁ本編の事もあるからぼかした終わりだったんだけど。「オーマジオウがラスボス」「それなのにオーマジオウからソウゴに特に干渉してこない」という番組構成の問題点をキレイに消化してたなーって思いました。ウォズってなんなんだよって答えも用意してたしで。
- 1人生き残った仮面ライダーゾンジスが「ロボライダーのウォッチでロボライダーと無関係なミサイルを発射する」って流れで、正に、彼も瞬間瞬間を必死に生きるライダーの1人になったんだなーって。
- 織田信長の存在も、最後まで特に元の時代に還らなかった牛三も、記憶を失ったシーンがあったと思ったらすぐに戦い始めた剛も、ゼロワンの存在も、漫画版クウガの乱入も(ジオウの世界は娯楽作品として創作物の仮面ライダーがいる世界じゃねーって前作でやったばっかだろ)含めて。「平成ライダー映画」という歴史を蹴り倒す、製作陣による自己肯定みたいな映画でした。
- 「平成仮面ライダーが創作物だったら」って世界を描いた前作よりもよっぽどメッタメタな作品でした。
- まんぞく
- 具体的に言うと仮面ライダーディエンドがビッグマシン操縦してラスボスになったのと双璧ぐらいのまんぞく。
- 白ベルトのディケイドとか含めて、もう、細かい事気にしたら負け。ほんと。
●ゲストについて
- DA PUMPのISSA氏は、ほんと、仮面ライダーバールクスになれて、よかったね・・・って。
- 仮面ライダーブレン、仮面ライダーG、ゴライダー、漫画版クウガ、仮面ノリダーって言うか木梨武が出てなんかしゃべるたびに劇場が笑ってて、遅い時間帯に見たせいで客みんな大友だなーって思っちゃったよ。いや、子連れもいたよ?子連れはドライブ編めっちゃ退屈そうでした。
- 仮面ノリダーって、ほんと、30代にとっては、昭和ライダーよりも身近にグッズがたくさんあった存在なんすよ。枕カバーとかにもなってたし。ホントホント。
●ぶっちゃけ今作って
- もう、パラレルでいいんじゃないかなって ウォズが逢魔降臨暦を使わなくなったりするってあんまり思えなくて。
- クォーツァーって設定も案外この映画だけの設定になりそうな気がしてる。
- 細かい事気にすんなよって映画なのに1本の映画としては割とちゃんとしてるから(ジオウ本編と比べて)細かい設定気になっちゃけど、気にせずに、本編と独立して楽しんだ方がいいと思う。
- でもオーマジオウからの力の継承とか、ゲイツのソウゴへの想いとかがキレイで、もう、これで最終回でいいんじゃないかなーってすごい思う映画でした。
●今後
- 令和ライダーがある程度溜まったら「昭和ライダー」「平成1期ライダー」「平成2期ライダー」「令和ライダー」大集合の記念作とかやると思う。
- って言うかほんと、記念だなんだと理由つけていくらでも過去ライダー出してるから集合させる事に特に特別な感じもうしないし・・・。
- いい加減黄ばんだブレイドの顔、作り直そうよ。
- バトライド・ウォーか、ライダージェネレーションか、クライマックスヒーローズの新作待ってます。バトルラッシュはサービス終了したけど面白かったです。
●最後に
映画は「観た人の感情を動かしたら勝ち」なので
・予算がないから武田の騎馬軍団を騎馬戦する仮面ライダーで済ませる
・ゲイツ君の真面目ギャグや信長様の十字架ギャグ
・ノリダー(聞き覚えのあるSE)
・正眼の構え
・平
ライダー
成
あたりで笑った人はどんな言い訳したとしても、みんなこの映画に負けてます。
俺はこの映画に負けました。
ありがとう、平成ライダー!
待てよ!!!
— 沖田 丈7 (@vjoe) July 25, 2018
「時間」は俺達に味方したぞ!!!
稲垣吾郎がジャニーズ事務所から抜けてるから
仮面ライダーGの再出演が可能じゃね!!!!!!!
仮面ライダージオウに仮面ライダーGが出てくるって今俺予言するわ!!!
当たったら褒めて!!! pic.twitter.com/ioV3IeOLwD
あ、そうだ。2018年7月に仮面ライダーGが出るって予言しました。
稲垣吾郎は出なかったけど予言あたったから褒めて褒めて